転院〜経過観察(これまでのこと)
早速、紹介先の病院で受診です。
市民病院での検査結果を元に、診察していただいた結果、
『そんなに急いで対応しなくてもよさそう』
とのことになりました。
危険性が去ったわけではないけれど、リンパの腫れのサイズや全身状態から見ても、緊急度はそこまでないのではないかとの判断でした。
摘出して検査するのがもちろん1番確実ではあるけれど、メスを入れるリスク、傷が残ること、体や心にかかる負担なとなどと、現状を比べてみると、急いで手術する状態ではないのではないかということです。
症例を多く診てきた専門の先生にそう言われ、心の底からホッとしました。よかった!よかった!
ここ数日、子どもの前では普段通りにしていたつもりでしたが、夜、子どもたちが寝た後は夫婦で泣いてばかりの日々でした。
悪性リンパ腫のことを調べては泣き、来年の話をしては泣き、今日子どもとのやりとりを話しては泣き…
子どもたちにも、普段通りとは言いつつ、あれしなさい、これしなさい、ダメよ、とかいう言葉が出てこないのです。
生きてさえいれば、何でもいいじゃんと思えました。宿題忘れようが、ゲームし過ぎようが、ケンカしようが、生きているからこそのこと。
ガンかもしれないという現実が、他のすべてのことなんてどうでもよく思えるくらい大きく大きく、のしかかっていました。
怒られっぱなしの人生なんて悲しすぎる。
楽しい思い出をたくさん作らなくては!と夫婦でいっぱいいっぱいになっていました。
そして不思議なことに、あまり怒らなくなると、子どもたちも精神状態が安定するのか、あまり悪さをしなくなるのです。
あれ?私、怒りすぎてた??そんなことを反省する日々でもありました。
それが、そこまで緊急度が高くないと言われ、一気に力が抜けました。
でも、疑いが晴れたわけではないので、経過観察を続けるということで、これからは2ヶ月ごとに診察していくことになります。
このままサイズが小さくなるようなら、問題ないだろうと。
どうか小さくなりますように…