✳︎小児ホジキンリンパ腫の記録✳︎

2016年10月にホジキンリンパ腫と診断された8歳の息子の記録です。

周りへの説明

今回の入院で、身内へはもちろん病気のことは説明していました。

 

悩んだのは学校関係や親である私たちの友だちなど。

 

学校関係の知り合いには病気のことを正直に話すことは、入院中にはしないでおこうと決めていました。

ガンだと話しても、心配をかけるだけだと思ったからです。

 

私たち親の友人にも、病名は告げずに、長期で入院していることだけを伝えました。

それもごくごく親しい友人だけでしたが。。。

 

迷ったのは退院後、髪の毛のない状態で学校に行き始めたときに病名を話そうか話すまいか、ということでした。

髪の毛がないことで、あれこれ噂がたってしまうことが心配でした。

まあ、噂が立ったとしても、本当にガンなのですが。

 

病院のカウンセラーの方に相談したら、単純明快な答えが返ってきました。

『みなさん、そのことで心配されますねえ。

 結局、周りに話したとして、それで何をしてほしいか、ということなんです』

例えば体を動かすのがつらいので、手伝ってほしい、とか、こういうところに気を付けないといけないので、注意してほしい、とか。

うちの次男については、特別なケアが必要になるような状態にはならなさそうなので、あまり自ら公表はしなくてもいいんじゃないかなあ。と言われました。

まだ小学校2年生で、クラスの子もあまりよくわからないだろうし、きっと髪の毛も数か月で生えそろうだろうから、すぐに入院していたことなんて忘れちゃいますよ、と。

ちょうど3年生に上がるときにクラス替えもあるので、なおのこと。

 

今は親の保護下にいるけれど、小児ガンを患ったこととずっと付き合っていくのは息子本人なのです。

あの子、昔ガンだったよね

なんてきっと言われたくないだろうなあ。

幸い、入院も数か月で済む予定ということも大きいです。

1年以上入院している子たちもいます。

そうなると、また事情も違ってくるとは思いますが、我が家では基本的には周りの人には話さない、ということに決めました。